ご主人様は朝からテンションが低くてご機嫌悪い様子…
さっきは何かにイラついて書庫の引出しを思い切りド~ンっと閉めて大きな音を立てた。
その瞬間に私は切れてしまった。
そうした大きな音は私の精神に異常をきたすらしい。
胸が硬くなって苦しくなって怒りが込み上げてきてしまう。
冷静にしていられなくなってしまう。
それでも我慢だ、と思わせる思考とどうにもならいマグマのような感情が混ざり合って
さらにどうしようもなくさせてしまうのだ。
所詮、我慢など性にも身体にも合わないのである。
隣り合わせで事務仕事をする席からちょっと離れて落ち着こうと思って移動したが
さらにその瞬間、何かにイラついた主人から「あ”ぁぁぁー もーうっ!」と雄たけびが…
それで、もう私は爆発してしまった。
それらの音を忘れたくて耳をふさいでいると、涙が止まらなくなる。
とにかく耳に刺さる大きな音が私をどうにかしてしまうのだ。
以前にも主人にはそのことについてお願いしてる。
が、そんなこともうとうに忘れているのだろう。
自分の事だけが正しいんだもんね。
はぁ… こんな時、なくなってしまいたい。