主人の祖母が亡くなった。
結婚のご挨拶に伺ったその日に初めて会った気がしないわ、とたくさんお話してくれて
桜の柄の茶器をくれた。
私は昔からおばあちゃん、おじいちゃんが大好き。
なぜか分からない。
懐かしいような、あたたかいような…
本当に最後のおばあちゃんなので大切にしたいと思った。
とはいえ、他の家族とお住まいの場所にはなかなか会いに行くことは叶わず、
そうこうしている間に私たちが台湾へ行くことになった。
台湾に行っている間に、おばあちゃんは施設に入ることに。
そこなら出入り自由なので一時帰国の時に一人でも何度かプラッと遊びに行った。
本帰国して行こう行こうと主人にお願いしても良いよ行かなくて、と。
物凄くがんばって一人で行けばよかったな…
会っておけばよかったな…
とてもとても後悔。
しかし、誰よりも遠い関係の私がやけに悲しんでいるのはおかしいと思ってしまって
さほど悲しめない。
主人は昨夜、さすがに元気が出ないと言ってたが、
たいして面倒も見なくて会いにすらいかなかったあなたが悲しむ権利はないと思えた。
清楚でステキなおばあちゃん。
出会えてよかった。
また今夜、会いに行きます。